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鑑定評価と業者査定の違い

不動産の査定なら、「不動産価格なら不動産屋さんに行けば無料で査定してくれるよね」と思われる方もおられると思います。

ところが、不動産業者が価格査定を出す場合は、なんらかのバイアス(思惑に基づく偏り) がかかっているケースがほとんどです。

例えば、不動産業者が依頼者から売却仲介を取ろうとする時、自ら買い取りしようとする時など、不動産業者の事情や思惑によって査定価格が変わることは珍しくありません。

一方、不動産鑑定の場合は、不動産鑑定士という有資格者が、鑑定それ自体で料金をいただき、中立的で客観的な不動産価値を評価する業務です。

不動産鑑定士は、国が定める「不動産鑑定評価基準」という評価に関するルールなどに従って、評価を行うことが義務付けられています。

税務署や裁判所において、不動産の適正価格を説明する場合は、不動産鑑定士の鑑定評価書以外は認められていません。