地主様向けお役立ち情報
相続税7億円申告漏れ
2016年に死去した鳩山邦夫元総務相の遺族らが
東京国税局の税務調査を受けていたそうです。
申告漏れが7億円とのこと。
(日本経済新聞 2020年1月14日の社会面記事)
つまり、申告書に記載していなかった故人の財産が
別途7億円あったということです。
相続税の追徴税額は2億数千万円。割合にして約30%です。
この記事から分かることは、
①2016年に相続発生しており、2017年に申告しているはず。
この記事が出た時点で約3年経過しているため、
調査は申告から約3年かかったのか・・・。
②不動産の評価額の誤り
不動産の評価額の計算ミスって意外と多いんだなぁー・・・。
③相続対策
相続税の最高税率(50%超)に対して、今回約30%。
なぜか?
相続財産が少額だった、あるいは、法定相続人の数を多かった・・・などが
相続税の計算上、このように考えられます。
生前に相続対策を講じていたんですね。
なお、故人は実母から多額の資金提供を受けたことで、
生前に贈与税5億3600万円余りを納めているそうです。
贈与税は最大5割超ですので、10億円ほどの資金援助を得ていた
という計算となりますね。