前回、住宅ローンが返済できなくなり、マイホームを手放さなければならなくなる人が増えているという話をしました。
しかし、その一方で景気を刺激するため、より多くの人が住宅ローンを利用してマイホームを購入するように促す政策が進められています。
それが「過去最大規模の住宅ローン控除」です。
具体的には、住宅ローンを利用して住宅を購入し、H21年1月~H22年12月に入居した場合、所得税や住宅税から最大500万円を控除することができることになりました。
また、耐震性や耐久性などで一定基準を満たした「長期優良住宅」であれば、減税額は最大600万円が控除可能です。H20入居者の減税額(最大160万円)と比べると実に3倍以上。
今年度改正された住宅ローン控除は、「過去最大」「最大500万円控除」の掛け声とともに注目を集めていますが、実際にどのような条件の下で600万円の所得税控除を受けられるのでしょうか。
まず、年末借入残高の1%が10年間控除されるので毎年600万円の借入残高が必要です。
つまり最低でも6,000万円は借り入れをしなければなりません。
(※ここでは毎月の返済額については考慮していません。)
仮に6,000万円を、金融機関の審査金利4%、返済期間35年、返済比率40%の条件で借り入れるとすると、約800万円の年収が必要となります。
但し、住宅ローン控除はあくまでも支払った所得税からの控除です。つまり年間60万円の所得税を支払っていなければなりません。
一般的な家庭(夫婦+子供2人)の場合、年間60万円の課税を受けるには年収1,000万円程度必要です。
このことからも分かるように、控除額を最大限受けられるのは一部の限られた人だけです。
たしかに、住宅ローン控除額が増えたことはメリットではありますが、控除を受けることを優先して焦って住宅取得することは避けるべきです。長期的な視点で人生設計と照らして、今買うべきか慎重な判断をしましょう。
住宅ローンの支払いが滞り、マイホームを競売により失う人が増えているようです。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が2008年度に競売にかけた住宅は1万6577件で、
記録が残っている02年度以降で最多とのこと。
朝日新聞や夕刊フジなどでは、夏のボーナスが大幅カットになることにより6月の住宅ローン
返済に行き詰まり、破綻につながる「6月危機」を報じています。
日本経団連の調査では、大企業のこの夏のボーナスの平均妥結額は前年夏より
19.39%の大幅減。金融・不動産関連業界では、年に2回のボーナス月に通常
より多く返済しなければならない借り手が6月で返済をあきらめ、破綻につながる
「6月危機」を懸念する声が出ている。(朝日新聞 09.06.03)
実際には、返済が苦しくなっても直ちに破綻する可能性は少ないと思われます。
半年くらいはクレジットカードや消費者金融等からのキャッシングによりなんとか凌ぐ可能性
もあり、また任意売却の相談や手続きを経ることが予想されるからです。
実社会にローン破綻者が顕在化してくるのは12月以降になるのではないでしょうか。
6月か12月か…、
いずれにしても破綻予備軍にあたる住宅ローン債務者は早めの対応が必要です。
ただし、高利の融資に頼ってはいけません。
深刻化する前であれば、金融機関との話し合いにより返済方法の変更や任意売却が可能
となる場合もあります。昨今の経済情勢から最近では1~3ヶ月の滞納で競売の手続きに
入る金融機関が増えており、以前よりも迅速な行動が要求されます。
給料50万円減、ボーナスゼロ…住宅ローン「6月危機」 - 6月18日
http://www.asahi.com/housing/news/OSK200906180069.html
競売急増 住宅ローン危機 「昨年の倍」金融機関サポート急ぐ - 6月16日
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200906160013a.nwc
マイホーム競売最多 不況で返済行き詰る 旧公庫08年 - 6月3日
http://www.asahi.com/housing/news/TKY200906020398.html
住宅ローン拡大策破綻予備軍も増? - 6月10日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009061002000060.html
マイホーム競売が急増、「ボーナス払い」が契機となる恐れ - 6月15日
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090615/biz0906152146013-n1.htm
~住宅ローン破綻リスクをヘッジする、最低限の2つのポイント~
①返済はボーナスに頼らない計画を立てる
※ボーナスはあくまでも臨時収入であり、景気動向に左右されがちなので、極力返済計画に含めるべきではありません。
② ケガや病気、思わぬ出費が必要になる等のリスクを考慮し、返済比率(年収に対するローンの年間返済額の割合)は25%までに収める
※金融機関は25%~40%を上限に設定していますが、無理な返済計画を立てている債務者は、ちょっとしたトラブルで簡単に破綻に追い込まれることがあります。安易に借入額を増やさず、無理のない予算を設定しましょう。
吉田 享祐
こんにちは。
最近は雨の日が多くなってきました。
もうすぐ 「梅雨」 に突入するのでしょうか。
「梅雨」は嫌ですよねー、あのベタつく感じが。
学生時代、野球をやっていた頃は、雨が降ると
練習が休みになる もしくは 軽い練習で終わったりでしたので
雨は大好きだったのですが、今はもう
現地調査の日に雨が降ると、もの凄く大変になるので、雨は大嫌いです。
さて、先日上野公園で 西郷隆盛像を「発見」しました。
とても有名な像なので、「発見」ではないですね。 すみません。
非常に堂々としてます。
西郷隆盛といえば、
薩長同盟の成立、戊辰戦争の主導、西南戦争の主導、そして江戸
無血開城などで有名ですね。
西郷隆盛は何を見つめているのでしょうか。気になります
「西郷どんっ!おいどんはあなたのような立派な人間になりたいです!」
ということで、西郷どんになってみました。
左:西郷隆盛(私) と 右:勝海舟(玉井)です。
木下 浩二